未来のデザインが誕生する場所:Alcantara、大学の教室へ
アート、デザイン、クリエイティビティ (ADC)

未来のデザインが誕生する場所:ALCANTARA、大学の教室へ

Alcantaraではイタリア、そして世界の大学と戦略的にコラボレーションを行い、未来を担うデザイナーの育成に強く取り組んでいます。

経験を通じて才能に形を与える:これこそ、Alcantaraがイタリア、そして世界の大学との共同プロジェクトという形でデザインスクールへノウハウを提供する原動力なのです。学生はプロジェクトで素材の可能性、そしてAlcantaraが体現する価値 ― メイド・イン・イタリーの素晴らしさ、職人技がもたらす美しさ、そしてテクノロジーのイノベーションを探求していきます。

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大学との連携

Alcantaraでは2024~25年度に複数の大学とのコラボレーション、学術分野に関係なくクリエーティブであることにフォーカスしたトレーニングプロジェクトを創設しました。このイニシアチブにより、学生は実際の素材と向き合いプロトタイプを開発、素材をデザイン関連分野で新活用する方法を試験的に体験することが可能となったのです

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IAAD. – Istituto d’Arte Applicata e Design(トリノ)

プロダクトデザインコースの学生はAlcantaraと共に、卒論プロジェクトに向けたクリエイティブとデザインの旅へ出発。Alcantaraの無限の可能性、そして驚くべき汎用性を活かし、それぞれの芸術的ビジョンを具体的に現実なものへと変貌させました。素材が持つデザイン面、技術面の特性を分析しながら、4つの要素 ― 機能性、匠の技、革新性、デザインの探求 ― が調和するコンセプトを考案。素材が持つ潜在能力を多方向から引き出しました。

この結果、アバンギャルドなアームチェアからフューチャリスティック(未来的)なウェア、これまでに前例のない家具ソリューションに至るまで、質感や素材のコンビネーション、素材の新しい活用方法を実験的に駆使したプロトタイプが誕生しました。正に、Alcantaraが次世代に向けたプロダクトデザインにおいて独自のクリエイティブな要素を結集する役割を担い、具体的な形でオリジナリティ溢れるアイデアやビジョンにしていく方法を示す旅と言えます。

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IAAD プロダクトデザインコース コーディネーター ダビデ・ネグリ氏:

「Alcantaraとのコラボレーションは、非常に刺激的でした。
目的は、素材が持つポテンシャルを引き出したり素材本来の特性を高めたり、新しい分野やシーンで使用できるよう想像力を発揮することでした。
学生たちは素材について知識を掘り下げる機会を得て、表現のあらゆる可能性があることを認識しました。そして、これがオリジナリティあるデザインソリューションを開発するための出発点となったのです。
結果として数々の提案が誕生しましたが、中には将来、具体的で明確に実現可能なシナリオが描かれていたものもありました。Alcantaraが中心的な役割を果たし、プロジェクトを特徴づける要素となったのです。
オープンで協力的なAlcantaraのアプローチに、感謝しております。他にはない領域を探求し、刺激と可能性に溢れた体験となりました。」

キングストン大学 ― 美術学部(ロンドン)

キングストン大学美術学部 プロダクト&家具デザイン先行 1年生の生徒に向けたワークショップで、Alcantaraが中心的な役割を担いました。過程はさまざまなフェーズに分かれており、研究、実験、創造性を融合させたものとなっています。
素材の特性の概略を学んだ若手デザイナーは、屋内外の空間のための製品と家具に関する独創性豊かなコンセプトをAlcantaraを全面に使用しながら開発しました。

創作プロセスは、素材と想像力が繰り広げる絶え間ない対話に基づくものでした。Alcantaraならではのユニークな特性に発するインスピレーションに導かれた学生は、職人技と革新が融合する独創的で五感を刺激するソリューションに形を与えたのです。実践的に学習し、専門的な領域に対峙するひとときであり、プロトタイプの制作、意図を盛り込んだプロジェクト制作を通し、新しいAlcantaraの活用法を探求する機会ともなった体験でした。

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プロダクト&家具デザイン(BA)講師 エレナ・デル・シニョーレ氏:

「Alcantaraと共同で実施した大学プロジェクトは、学術的な創造力と産業イノベーションが対話する絶好の機会となりました。学生は素材がプロセス、用途の両面から見ても並外れた汎用性を持っており、製品デザインの分野においてこの特性が実験的で大胆なアプローチに適していることに深く感銘を受けました。
特に印象的だったのは、唯一無二の洗練された手触りと高い技術パフォーマンス力を兼ね備えたAlcantaraの力で、デザインの表現に新たな可能性を切り開いたことです。

キングストン大学美術学部に在籍する学生や若手デザイナーはAlcantaraに対し、この先一層サステナブルに環境に配慮した、五感を刺激する体験を生み出すことができるイノベーション志向の未来を思い描いています。単なるコーティング用素材としてだけでなく、デザイン、テクノロジー、倫理的責任を自発的にそしてストーリーを語るように融合させることができる要素として認識しています。

Alcantaraはこのように、本当の意味でクリエーティブな言語として感覚的なデザインからスマートサーフェス、ファッションやインテリアデザイン、モビリティへの統合、世界規模でのパーソナライゼーションまでさまざまな状況に適応できるようデザインされています。学生はダイナミックで流動的、意識に基づいたデザインの未来の中心にAlcantaraを据え、実体的な世界とデジタルの次元のバランスを取りながら一段とハイブリッドな形で活用することをイメージしているのです。」

POLI.design(ミラノ工科大学)

表面は単なる物質ではなく、感情や価値観を伝える力を持つ媒体です。Poli.design ― ミラノ工科大学修士課程トレーニングセンター センソリアル・サーフェス・デザイン修士課程の学生は、このアイデアに端を発しAlcantaraと共同で実施した1週間の集中プロジェクトに参加しました。

学生はチームに分かれ、テーマ「ニューラグジュアリーなシナリオ」に関連するコンセプトに取り組みました。素材が感覚的でクリエーティブなコミュニケーションツールとなるよう、ソリューションを設計するのです。若手デザイナーは色彩と素材の研究を通し、感覚を呼び起こしながらストーリーを語り、ユニークな体験を創造。革新的な提案によりAlcantaraの解釈を行いました。感情や価値観をコンテンポラリーデザインの中に伝達するツールとして、素材の可能性を最大限に活用したのです。

センソリー・サーフェイス・デザイン 共同ディレクター、クリスティーナ・ボエリ氏 インテリアと家具のカラー、マテリアル、フィニッシュデザイン:

「Alcantaraとのコラボレーションではデザイン、感覚的、機能的な素材特性を見据え、プロフェクトプロセスにおける可能性が様々な形で強調されます。新しいニーズ、新たな行動習慣を見つめ直し、新しい用途や用途を探求する機会となるのです。」

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プロジェクト・ワーク・コーディネーター、イングリッド・カルボ・イワノビッチ氏センソリアル・サーフェス・デザイン 修士インテリアと家具のカラー、マテリアル、フィニッシュデザイン:

「Alcantaraとのコラボレーションを通して、学生は高品質の素材が明日の新しい生活体験をどのように創造することができるか、ということに改めて思いを馳せました。リゾートからミュージアムスペースに至るまで、学生はAlcantaraがイノベーションと感情の言語となる、思いもよらない世界を探求したのです。」

新しい才能にひらめきを与えるクリエイティブな対話

この学術領域に捉われない内容にはミラノ・ファッション・インスティチュート、SPD( Scuola Politecnica di Design ― ミラノ)、IED ― トリノ、IED ― ミラノをはじめ、その他の機関も参加。Alcantaraは学生に複数のデザイン分野において素材の可能性を探求する機会を提供しました
参加者は素材と間近に触れながら作業を進め、表現力を見極め、技術面そしてデザイン面の性能を検証しました。その結果、インスピレーションと製造力の絆を強固にするクリエイティブな対話が誕生。Alcantaraがイノベーティブで独創的なデザイン言語であることを示すことにつながりました。新しい世代にインスピレーションを与えると共に、形を与えられたアバンギャルドなソリューションにはデザイン性と機能性、アイデンティティにメイド・イン・イタリー、匠の技と技術イノベーションの価値が折り重なっているのです。

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