Andrea Boragno, Alcantara S.p.A.チェアマン兼CEO
『アウト・オブ・ザ・ブルー — アルカンターラによる書道への旅』展は、ダグマール・カルネヴァーレ・ラヴェッツォーリ(Dagmar Carnevale Lavezzoli)とケイティ・ヒルがキュレーターを務め、「王子の居間」のために特別に企画され、ミラノ市文化局、ミラノ王宮(パラッツォ・レアーレ) 、アルカンターラ社が製作・プロモーションを担当して、2020年9月9日(水)から10月11日(日)まで一般に無料公開されます。
Andrea Boragno, Alcantara S.p.A.チェアマン兼CEO
学芸員
寺院の無限
いにしえの柱列を思わせるこのインスタレーションで、アーティストは記号とひとつに結びついており、奥行きと表面とが合致しています。その絵は原初のエネルギーを解き放ちます。
断片
シュウ・レイ・レイは表意文字による没入型の森を創り上げ、観る者はこの森を通り抜けることができます。天井から流れ落ちて中空に揺れる縦の巻物に沿って、ひと筆、ひと筆の運びが滑らかに展開されています。
時空の裂け目
スン・シュンによるこのアートワークは、没入型のビデオ投影と彩色された長い巻物で構成されています。アーティストは古代の書道のリズムから想を得て、象徴的な要素に満ちた現代のアニメーションを創造しています。
経過
大画面では、パネル上に鮮やかな色が跳ね、ジグザグのフォルムの中に強烈な視覚的リズムを生み出しています。道教思想によれば、歴史は直線的な過程を辿るのではありません。歴史はヴェクトルではなく、共時性(シンクロニシティ)の概念に従って展開されています。
落下
アーティストが創造しているのは異種交配、人と自然の要素が巧みにブレンドされています。細い絹糸で微細に描かれた豊かな髪をライトモティーフとして、訪れる者が入り込むことのできる彫刻的な作品が創造されています。
中間
この多面的な書道作品では、アルカンターラの上にびっしりと線が描かれた細長い巻物が垂れ下がり、上部の球体の繊細な動きがこれを相殺して、訪れる者と刺激の同時性との間に絶えざる瞑想の流れを生み出します。
10年間、アルカンタラと芸術と創造性の世界との関係は非常に大きく発展し、会社のビジネス戦略の不可欠な部分になりました。このようにして、アルカンタラは純粋な後援または資金調達の目的に基づいて関係を克服し、代わりに博物館機関との文化的パートナーシップの関係を確立しました。

ジョヴァンナ・メランドリ MAXXI財団理事長
ジョヴァンニ・ガステル 写真家
ファビオ・ケルスティッチ 監督
片岡真実 東京森美術館館長
グレース・ツァン 上海余徳耀美術館(YUZ Museum)館長
ダグマール・カルネヴァーレ・ラヴェッツォーリ(Dagmar Carnevale Lavezzoli)とケイティ・ヒルがキュレーターを務め、ミラノ・アート・ウィーク2020(Milano Art Week 2020)(2020年9月7~13日)のプログラムの一環として開催される今回の展示は、アルカンターラ社が同時代の創造性の最先端をゆく形式に常に関心を注いでいることの証でもあります。事実、この『アウト・オブ・ザ・ブルー』展によって、2015年以来、芸術やデザインのための素材としてアルカンターラ<sup>®</sup> の品質を追究し、ミラノ王宮内の空間を内容・実施の両面で非常にユニークな展示の場へと変貌させてきた一連の企画が、新たな段階を迎えることとなります。
世界中で アルカンターラ®を製作・販売するアルカンターラ社は、今回のプロジェクトでもこの独特な研究・開発形式を続行し、今一度、ベテラン・新進のアーティストに門戸を開いて、独創的な作品創りのコラボレーションを実施します。

アルカンターラ® という共通点を使って、アーティストたちはこのアヴァンギャルドな媒体が持つ多様性を追究し、個人的記憶と集合的記憶に満ちた作品を創造します。古代の営みと先進的な素材の統合によって、中国一千年の文化遺産が新たな表現の可能性を獲得するのです。


書道はもっとも高度な中国文化の芸術形式のひとつです。技術的再現性の時代とデジタル時代の到来を経てなお、このいにしえの修練は、いまだに知識の伝達手段であり、時事問題を語る声であり、遠い過去と現代の思想研究をつなぐ媒体です。UNESCOによって世界文化遺産に認められた中国の書は、他のいかなる文字や「アルファベット」にも増して、その美的、芸術的価値を常に評価されてきました。
類似性と視覚的なコントラストの両者によって各現場のインスタレーションが各室の美しさに反応し、王宮の「王子の居間」そのものが心をそそる体験へと変貌を遂げます。デジタル投影からロール状のインクの森まで、アーティストたちは、書く作業に想を得て、儚さ、生命力、参加など道教の概念を通じて人と人を取り巻く世界との関係性について問いかけるのです。
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